本年のインフルエンザ予防接種について
今年のインフルエンザワクチンの接種は前年方式とも変わることが確実なものの、いまだ決定されていないことがあり現時点(9月12日)では予約開始できない状況です。お知らせできる範囲でお話します。

どうかわるの(確定していること)
本年のワクチンには新型とA香港型とB型の3種が含まれます。新型が含まれるため本年のワクチン接種は国からの委託としての接種となります。(万が一、健康被害=副反応が出た場合は国が補償する)国からの委託のため市町村が接種料金を決定します。
なにが問題なの
市町村が接種価格を決めるのですが、各市町村に決定が任されているため、それぞれの隣接する市町村とのかねあいもあっていまだ正式発表されていません。接種料金(接種様式)が決定できない以上医療機関では予約を開始することもできないため、予約に手間取る可能性があります。また市町村によって接種料金が変わる可能性もあり、患者様には混乱とご迷惑をおかけすることもありそうです。
月山病院はどう対処するの
ワクチンは過去最大数製造されており、日本全体としては不足することはないと予想されています。当院でも一昨年程度のワクチン本数は確保しています。しかしながら予約は毎年9月上旬から行われているにもかかわらず、今年はいまだ開始できていません。このような状況を考え当院では本年からインフルエンザワクチンに限り、インターネット(携帯およびパソコン)予約を採用し、原則的に電話からの予約を受け付けないシステムに変更させていただきました。
インターネット予約を採用した理由は
前年度、新型インフルエンザワクチンの接種状況は日々変わっていきました、行政側の対応も日々変わり、
その情報を患者様に医療機関もうまく伝えられず、受付への電話が殺到、患者様にご迷惑をおかけするという事態になってしまいました。患者様へ情報をいち早く伝達し混乱を避けるため電話回線より処理能力が高いインターネットという媒体を採用しました。皆さまにいち早くインフルエンザワクチンに関する情報を発信し、
かつ予約時に電話がつながらず、予約がとれなかったなどの不平等感をなくすためにもお役に立てるのではないかと考えています。
インターネット予約の悪いところ
予約システムは前年度和歌山市が新型インフルエンザ集団接種時に使用したシステムと同一であり、和歌山市の保護者の方の1割程度は使用したことがあると思われます。複雑なシステムではありませんが、携帯やパソコンが使えない場合予約はできなくなります。混乱を避けるために電話での予約は受付いたしませんのでご迷惑をおかけしますがご理解、ご了承のほどよろしくお願いいたします。

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