病児保育について 1
病児保育室とはどんな施設ですか
お子様が風邪などの病気の時(あるいは回復期)に、自宅で看病したくても仕事の都合で出来ない場合や、日頃通い慣れている園でも預かってもらえない場合に、子育て支援の一環として、看護師,保育士が病初期の段階から子様を一時的にお預かりする施設を言います。
どんな時に利用できますか
入院を必要としない程度の病状で、病気の急性期〜回復期のお子さんが対象です。発熱、下痢、水ぼうそう、おたふく風邪、インフルエンザなどの感染症が主な疾患となります。
対象児は
施設によって異なります、小学校3年生以下で、両親ともに就労されていること(保育所通所児)が原則ですが幼稚園児や非通園児について可能な施設もあります。7日以上連続して預かることは基本的にはできません。
市町村との関係は
ほとんどの施設は市町村の子育て支援事業の一環として委託(認可)を受けて運営されています。このことにより当該施設がある市町村在住の児が優先的に受け入れされます、他市町村在住の方も利用できる場合もありますが、空室がある場合でかつ利用代金は高めに設定されていることがほとんどです。
定員はどれくらいですか
定員は市町村との協議によって決められ、4名から6名程度に設定されることが多いのですが、12名定員といった大規模施設もあります。病気(感染症)をもっておられる患児をお預かりするため、病気によって分離が必要で、定員に達していなくともお預かりできない場合があります。
利用料金は
子育て支援事業の一環として市町村の補助がでるため、当該市町村に在住の方は1日間の利用で2千円から
4千円に設定されていることが多いようです。昼食代やおやつ代が必要な場合もあります。
入室の流れは
小児科医師の診察を受け、病児保育室でお預かりできると判断された場合(併設された小児科でなくても紹介状があれば可)病児保育室に連絡、予約をとった上で利用いただきます。
保育時間は
早いところでは8時から、18時頃までお預かりするところが多いようです。
このように、お子様が病気なのに看病が出来ないような状況の時に、安全にお預かりする施設を病児保育室といいます。お子様が病気の時は保護者が仕事を休んで看病すべきである(そういう社会を構築すべきである)とおっしゃる方も多くおられますが、お仕事を急にお休みすることは、なかなかできるものではありません。現状の子育て環境では、多様な選択肢を用意すべきであると我々は考えております。その多様な環境の構築により安心感が生まれ、子育てにやさしい町作り、ひいては活気のある和歌山市となる一助なれば
と考えています。
月山医院での病児保育はどうなるの。
保育室の名前は「ぴょんぴょん」と言います。
場所は、月山医院内
定員は、4名
保育時間は、月曜日から土曜日の8時から18時30分
開所は5月14日(月)を予定しております。
現在、保育室の工事、および運営指針を検討中で、次号では当院での病時保育の詳細(利用案内)について詳しくお話しようと思います。
前ページへ
|