アトピー性皮膚炎(後編)
アトピー性皮膚炎とは痒みのある湿疹が慢性的に繰り返される皮膚炎のことを言い、なかなか軽快しないうえに先生によって治療方針が異なることも多く御両親を不安にさせます。薬についてお話します。
薬について
アトピー性皮膚炎のお薬は塗り薬、飲み薬、その他の3つにわかれます。
塗り薬
ステロイドとそれ以外に分かれます。
ステロイド以外のお薬
炎症を抑えるもの、保湿効果を高めるもの、痒みを抑えるもの、などがあります。
ステロイド外用剤
炎症を抑える作用が強く効果が強い反面、使い方に工夫がいります。
皮膚炎の程度、塗る場所、年齢、塗る期間などを考慮しながら使用します。
軟膏の強さは約5段階にわかれます。副作用を気にされる御両親が多いのですが、
使用方法さえ間違えなければ良い薬です。医師と相談してみましょう。
飲み薬
アレルギーを抑える薬、痒みを抑える薬、漢方薬などがあります。
それ以外のお薬
アトピー性皮膚炎では、ばい菌などの感染が悪さをしていることや、逆に、とびひなど皮膚感染になりやすいため、消毒液(イソジンや超酸性水など)を使用することや、抗生物質入りの軟膏をつかったりすることがあります。
アトピー性皮膚炎は慢性の病気で特効薬は残念ながらありません。
毎日のスキンケアを基本にして本人にあった治療を探していくようにしましょう。
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