インフルエンザの診断と薬
診断
インフルエンザの診断は従来、インフルエンザに特徴的とされる症状(急激な発熱、強い全身倦怠感、頭痛、筋肉痛など)と診察所見、流行性などから”インフルエンザであろう”と診断するしかありませんでした。しかし、昨年頃からインフルエンザの簡便な検査が開発され、約15分で検査結果がでるようになりました。検査の方法はいろいろあり、A型だけが判断できるもの、A型B型両方が判断できるもの、A型B型別々に検査できるもの、などがあります。ただ、いずれも診断率は80%前後であり反応がないからと言ってインフルエンザでないとも言えません。インフルエンザが疑わしい時は何度か受診するようにして下さい。
治療
インフルエンザの治療も従来は症状に対する治療しかありませんでしたが、お薬が使用できるようになりました。ただ、基本的には成人用で、有効率は70%ぐらい、脳炎予防効果は不明、などのため、小児に対しては予防接種をした上で、もし罹ればその時点で治療を医師と相談することがよいかと思います。
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