発熱時の処置について
小児の発熱は急に発症するうえに高温となり保護者の方を驚かせます。熱が高いと頭が悪くなるのではと思われる方もおられますが、そんなことはなく、四十一度以下なら心配ありません。熱が高いことと、病気の重症度は一致しません。熱の時気をつけねばならないのは次のようなことです。このような場合は必ず小児科医にご相談下さい。  
1 発熱の持続期間が3日以上続く時
2 発熱以外の症状(咳、下痢、嘔吐、腹痛など)が増強する時
3 水分がとれない時
4 痙攣や意識障害が出現した時


解熱剤の使用 
解熱剤には病気を治す力はなく、一時しのぎでしかありません。ですから無理に使用しなくともいいのです。解熱剤を使用しても熱が下がらない、使用時のみ熱が下がるなどの場合がありますが、しかたのないことです。なお解熱剤で一番よいのは1-2度解熱するのがよく、それ以上下がると余計にしんどくなります。特に熱性痙攣をお持ちの子供さんは注意が必要ですので、医師にご相談下さい。


一般処置   
水枕や氷枕をしてあげて下さい。(氷では冷えすぎに注意)
首の後ろや脇の下を冷やしてもらうと効果的です。

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