小児科境界領域

鼻(鼻汁、鼻出血、副鼻腔炎)
鼻汁
 
鼻汁は子供の訴えのなかで最も多いものの一つです、水鼻で軽度であれば放置も可能ですが、あまり粘っこい鼻汁が続くと中耳炎の原因になったりしますのでお薬や処置が必要です
お風呂は水蒸気が鼻の粘膜の炎症を抑える作用があるとされていますので熱がなければ湯冷めに注意して入浴していただいて結構です

鼻出血
鼻血を繰り返す子供がおられます、これは鼻の粘膜の弱い部分を手で触ることにより傷つけてしまうからで、数分で血が止まるようなら鼻を触らないようにし、家庭内処置で様子を見ていただいて結構です、しかし半時間以上も血が止まらない場合や一日に数回以上続く場合は小児科か耳鼻科の診察を受けて下さい
 
鼻出血の家庭内処置
 1 少し大きめの綿花を出血側の鼻の穴につめる
   (いやがらなければでてない方にも詰めたほうがよい)
 2 2-3時間程度は詰めたものをそのままにする
   (短時間でとると再出血する)
 3 鼻を氷のうなどで冷やす(氷水でうがいさすのもよい)

副鼻腔炎(蓄膿)
鼻の奥には空気を暖めてから肺に送るための部屋があり、副鼻腔と呼ばれています。ここにばい菌が入り込み炎症をおこすことを副鼻腔炎といいます。ホホの腫脹や痛み、頭痛がでることがあります、抗生剤などで治ることも多いのですが長期間続く場合は耳鼻科を受診してください

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