熱性けいれん
発熱(けいれんがおこった時に気づくこともあります)に伴うけいれんで年齢では六カ月から小学校低学年に発症します。十人に1人程度が発症しますが、そのうち約半数の人は一生に一度しか発症せず、合併症や後遺症などを残さないのが普通です。今まで元気だった子が突然、体がかたくなる、手足をバタバタさせる、白目をむく、意識がなくなる、泡をふく、唇の色が紫になる、などの症状がでて、お母さん、お父さんをびっくりさせます。熱性けいれんはいつおこるかわかりませんし、頻度も高いものですので、次のことを頭の片隅にでもおいといて下さい。

けいれんおこった際に
1 あわてない 
  気は動転しますが、90%以上の子供さんは数分で元にもどります。
2 口にはなにもいれない 
  舌を咬むことはなく、つめやすくなり有害です。
3 吐くと危ない(つめてしまうので)
  吐きそう、吐いたら、顔、体を横に向けて口の中に残らないようにして下さい
4 観察する
  持続時間と顔色は特に重要です。
5 周りもみる
  危険物を遠ざけて下さい。
6 電話する
  普通はけいれんが止まってからで大丈夫ですのでかかりつけ医に電話して
  相談して下さい。


緊急(救急車でもよい、けいれん中でも連絡)  
十分以上けいれんが続く時、
顔色がどんどん悪くなる時、
熱がない時
けいれん前に熱が数日持続して、機嫌悪く吐いたりしてた時

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