癖(くせ)
乳幼児期に現れる癖(指しゃぶり、おしゃぶり、爪かみ、性器いじり)について個別に、最後にこれらへの対処のしかたについて総合的にお話します
指しゃぶり
指しゃぶりは満1歳児の約半数に認める行動で、特に親指を吸うことをいいます、指しゃぶりは歯並びが悪くなる可能性があるので、早めにやめさそうとしますがなかなか困難です、手袋をしたりやマニキュアタイプ薬(トウガラシ抽出液など)を塗ることもありますが、他の癖に移行したり再発することも多いとされています、2歳以後は減少しはじめ小学校入学時までにはほとんどが消失します
おしゃぶり
指しゃぶりに有効とも言われますが、歯並びへの影響は同様にあるとされています
爪かみ
指しゃぶりが3歳までに多いとされていますが、爪かみは3歳ぐらいから徐々に増え小学生の年齢層で頻度が高くなります、手先をきれいにすること、かんだ後の爪の”ぎざぎざ”をきれいにすることからはじめましょう、なお爪自体は食べてもさほど問題はありません
陰部をさわる
幼児にとっては性的な意味合いはなく、ほとんどが小学校入学時期までに消失します、おとなの感覚でむきになって注意すると布団のなかでしてみたりして親をおどろかせます
癖にどう対処するか
癖について直接的にやめさせること(おこる、指をはらいのける、指や爪に薬を塗るなど)は幼児ではよけいに癖が強くなったり、隠れてしたりと逆効果のことが多いとされています、どういう時に癖がおこってるかを観察したうえで、その状況をとりのぞいたり、他のことに集中させたりして気長に対処するようにしましょう
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