発熱時のホームケア
発熱時に温めた方がいいですか、冷やした方がいいですか、また冷房は使ってもいいですか、ということをよく聞かれます、発熱時の環境について御説明します
温めた方がいいのか
発熱の初期や一旦下がっていた熱が再び上がってきたとき(解熱剤を使用したときなどによく経験する)で本人が寒がっている(特に悪寒や四肢が冷たくなっている)ときは温めるべきです、しかし、この時期は体温があがりきる数時間以内ということになります、その後は本人が暑がっていたり、汗をかいてるのに温めてはいけません(暑くして汗をかかして熱をさげようというのは間違いです)
冷やしたほうがいいのか
高熱が持続する時期(本人が暑がりだしたり、汗をかいたり、顔がほてってくるなど)にはいれば今度は冷やします、水枕や市販の貼るシートなどがいいでしょう、場所は首の後や脇が効果的ですが本人がいやがるようならどうしても使用する必要はありません、また汗を吸った着衣はこまめに替えるようにしてください
つまり最初は温めてその後は冷やす、ということです
クーラーは使っていいのか
最近の日本の夏の気温は異常です、日中は38度になったり、熱帯夜が続いたりします、熱のでていない私達でさえ暑く苦しいのに、熱がでている子供はもっと暑いことでしょう、夏はクーラーを使って室温を25度から27度に調整しましょう(冬は20度くらいにしましょう)、ただしクーラーや扇風機の風が直接あたってはいけません、またクーラーをいれると湿度がさがります、咳をしている時などは湿度の低下はよくありません、加湿器(冬だけのものではありません)で湿度を50%から60%程度に調整しましょう
お風呂ははいっていいのか
お風呂にはいったら風邪が悪くなるというのは迷信です、しかし高熱があるときに湯船につかったりするとのぼせてしまいます、38度くらいで軽くお湯をかかる(シャワー)程度ですぐに水滴を拭いてやるのであればかまわないでしょう
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