検査の豆知識1
病院ではいろいろな検査をすることがあります、血液検査、尿検査、便検査、レントゲンや心電図などです、検査について数回に分けてお話していきたいと思います
血液検査
検査として最もよく知られているものです、肘の関節の所の血管を注射したり、点滴をする際の針から血液を採取してしらべます、血液は体中をめぐっているため、どこで採取しても体全体の具合を知らせてくれます、血液検査はいろんなことがわかりますが、結果がでるまでには数分から数週間かかるものまであります
1炎症所見
白血球やCRPという炎症所見を検査するもので外来ではもっとも頻度の高い検査です、
熱が続いている時など悪い熱(合併症などを起こしやすい熱)ではないかどうか、を調べます
2貧血や血小板
ヘモグロビンという貧血(血がうすくなる病気)の指標になる項目や出血を止める働きのある血小板の数を調べます
3脱水所見や血糖
子供は水分を体にためておくことが不得意なので飲めなくなると早期に体の水分がなくなっていきます(脱水といいます)、脱水になると体の塩(ナトリウム)のバランスが崩れ、腎臓の機能が悪くなり、血のなかの糖分が下がったりします、これを調べます
以上の検査については月山病院では採血後数分で結果がでます
4肝機能や黄疸など内臓の異常をみる検査
すぐに結果のでる施設もありますが月山病院ではすぐに検査結果はでません、ご了承下さい
5アレルギー検査
アトピー性皮膚炎や喘息などアレルギーの関与が考えられる時に血をとって調べます、体の総合的なアレルギー体質と個別の食品や物質(卵やホコリなど)について調べることができます、ただし個別のものに関しては一回につき十種類程度までしか検査できません、結果がでるまで一週間程度かかります
6その他の検査
感染症の原因を探る検査、いままでに罹った感染症(はしかなど)を調べる検査、お薬の濃度を測る検査、血の固まりやすさを測る検査、などがあります、すべて結果までに時間がかかります
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