流行状況について
インフルエンザ感染症について
本年度のインフルエンザの流行は例年より一ヵ月(昨年と比べると二ヵ月)はやく十二月の下旬から始まりました。お正月休みで流行は少し落ち着いたものの、新学期があけて一週間が経過したころから急激に感染が拡大しています。現時点で和歌山市で流行しているインフルエンザの型はほとんどA型ですが、感染後半となるこれからはB型もでてくるかもしれません。(噂になっている新型または鳥インフルエンザではありません)感染状況については、まず学校、幼稚園および保育所の情報に気をつけていただくことが重要です。その上で地域の情報はインターネットなどで検索下さい。(PCでは当方のホームページのリンクから、携帯電話からは右記のQRコードなどからアクセス下さい)近所や学校で流行が確認できればうがいや手洗いを励行して下さい。高熱がでるようであれば医療機関を受診していただき検査を受けるようにしましょう。なおインフルエンザウイルスの潜伏期(インフルエンザの人に接触してから発症するまでの期間)は1-3日と非常に短く、また熱が下がってもすぐには感染力が衰えないため熱が下がって丸々2日間は登校(登園・登所)はできません。登校許可書は和歌山市の国公立では保護者による記入で結構ですが、私立では医師の署名が必要なこともあるので事前に確認下さい。
吐き下しについて
吐き下し(ウイルス性胃腸炎)は例年十一月頃から流行するのですが、今年度は流行が遅く、一月にはいり多くみられています。原因ウイルスとしては、ロタウイルス、アデノウイルス、ノロウイルスがありますが、現在はいづれもがみられているようです。ただウイルスの違いによって治療方法の違いはありません。
またインフルエンザウイルスにおいても初期には嘔吐などの胃腸症状が出現することがありますのでご注意下さい。(高熱=38度5分以上、を伴う場合は可能性があります)
吐き下しの場合、嘔吐が先行し数時間のちに嘔吐は下痢となってきます。症状の持続は短い(半日程度で軽快)場合も多いのですが、長引く場合数週にわたり下痢の続く方もみられるようになってきました。
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