麻疹・風疹混合(MR)ワクチンの予防接種はお済みになられましたか?
麻疹・風疹ワクチンの接種方法が昨年の4月から変更になっています。現在対象となっている年齢、学年は4期あります。学年の場合、無料で接種できるのは3月末日までとなります、忘れないように接種しましょう。

どの年齢や学年で接種するの?
平成21年現在公費負担(無料)にて接種が推奨されている年齢、学年は4時期あります。
 
1歳代のかた
 就学前(今年小学校へ入学する)のかた
 中学1年生のかた
 高校3年生相当のかた

知らなかった。
平成18年から麻疹・風疹混合MRワクチンの接種が1歳と就学前の2回接種となり、また平成20年4月から5年間の暫定処置で中学1年生と高校3年生相当で接種することになっています。これにより今年の高校3年生から以下の年齢では5年後にはすべて2回接種したことになります。今年中学1年生のかたは学校から接種券が配付され、高校3年生相当の年齢では個別に連絡が入っているはずと思います。忘れずに接種するようにしましょう。

接種券がない。
各期によって異なるのですが、もしなければ接種する医療機関か保健所にお問い合わせ下さい。
接種券をお渡しできる医療機関も多くあります。

4月以降になったらどうなるの。
学年があがってしまうと2期、3期、4期の接種は無料ではなくなってしまいます。ただし重要なワクチンなので、自費にはなりますが接種を受けていただくほうがよろしいかと思います。大学などは入学後に接種の確認が必要であったり、接種を勧める文章を配られるところもあるようです。

学校、塾、クラブが忙しくて接種にいけない。
3月第1週は予防接種週間といって夜間、土曜日や日曜日にも各医療機関が接種を行います。また当院をはじめ医療機関によっては毎週土曜日や日曜日に接種しているところもあるので、是非接種するようにしましょう。

なぜ接種回数が多くなったの。
麻疹や風疹にはワクチン(予防接種)が非常に有効です。予防接種をしていれば、ほぼ麻疹や風疹には感染しません。ただ近年その効果の持続性が弱まってきました。1歳時に接種したワクチンの効果が20年程度経過すると弱まってしまうため接種したにもかかわらず感染してしまう方がでてきたため、2回接種するように変更となっています。

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