2009年-2013年夢想 
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このページは個人の日記的なもので
医学的、理論的なうらずけは全く考慮していません
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2006年-2008年夢想

2002年-2005年夢想

11月23日
2013年
少子化担当相

秘密保護法案というものが審議されています。この法案はいろいろ問題がありそうで毎日報道をにぎあわせています。私は法案自体はよくわからないのですが、国会答弁で担当しているのは森雅子少子化担当相です。

彼女は弁護士だそうですし特命担当にもなっているので問題はないのですが、なぜ少子化担当相が、秘密保護法案などの担当もかねているのか、全く理解できません。秘密保護法案は今国会での重要案件でしょう、それをさせるということは少子の仕事はほっておけ、ということなのではないでしょうか

名ばかりの少子化担当、国の取り組みはまだまだ本気ではないようで大変残念です。

8月20日
2013年
成長戦略

成長戦略とこのごろよくいわれるようになりました。しかし、報道や政治家のお話はは私にはどうもピンときません。

なぜ日本は成長しないのか、将来の不安を拭えないのか

人口がへっているから。
人口が増加している時、それは需要があって、勝っている企業もあったけど、おこぼれに授かった企業も多かった、勝っている大都市もあったけど、おこぼれを授かった地方都市も多かった、言い方は悪いけれど、努力はほどほどでも結構やっていけた、ある意味みんなが幸せだった、それは人口が増えていたからです。

ところが今はどうでしょう。需要がへってきているから、努力せねばくっていけない、おこぼれなんかはなく、勝っているところが独占しておしまい、東京や大阪が人をひっぱっていって、地方は負けていくばかり、その都会だって競争は激しく、競争に勝てないとすぐ転落してしまう、そしてもっと需要がへれば大都会も負けていきます、努力しようが、どれだけ働こうが、勝てなくなります。

人口を増やす方針をもっと前面にださないと日本は、いくら努力しても楽にはならない、将来の不安は消えない

と常々私は思っていたら、あるところでこういうことを書いている方がおられました。

フランスも人口が減る時期があって政策を転換した、30年前のことでやっとその効果が今でてきている、人口対策とはそれくらいの時間が必要である、日本はもう手後れだ、と。

やはり海外で老後はくらしたいと思う今日この頃です。

7月28日
2013年
アゲインスト2

参院選挙終わりました、民主党惨敗、自民党圧勝でした。前回は追い風にのって民主党が勝ちましたが、今回は向い風によって惨敗。風によってあっちいったりこっちへいったりする忙しい人もいました。

政治家を志す人は、風などを意識しないでほしい、と思います、それくらいの覚悟がないと政治家なんてできない、追い風だから立候補なんてやからはとても信用できません、まあ民主党であった人にそういう人がおおくて、今回はほとんど落選したのでしょう。でも今回自民党から当選した人もそういう人が多いのではないでしょうか。

向い風(アゲインスト)に対してもどれだけの覚悟をもってのぞんでいるのか、たとえ落選しても、その道をすすんでいく覚悟があるのか、残念ながら風ばっかりながめている方がが多いように思えてなりません。

7月27日
2013年
アゲインスト1

私は昔からマックというコンピューターを使っています、なぜかというと簡単だから。その流れでスマートホンもアイフォンを使っているのですが、アイフォンで文庫本が読めるサービス、I-bookというのが始まりました。当初、文庫本と値段もかわらずアプリにしては高いしあまり興味がなかったのですが、少し時間があったので使ってみると、至極便利です。なんといっても時間が15分あいた、何しよう、と思った時に検索して、購入して、読むことができる、これはすばらしいです。

そこで半年ぶりに読んだ本というと、喜多嶋隆著 地図を捨てた彼女たち、(進歩していない、、、、)短編集ですが、すべての作品に共通した理念がおりこまれています。

自分が本当に望む道をいこうとしたら、追い風など期待してはいけない、つねに向い風を覚悟して走りつづけねばならない

ちょっと元気をもらいました。

6月24日
2013年
ポワンと
べビィクリニックが開院となり、また病床の改築が終了し、少し落ち着きをともどしつつする感じですが、なにか反対に手がつきにくく、院内報もホームページの更新もできず申し訳ありません。もう少ししますと通常運転で更新をしっかり行っていくようにいたしますのでよろしくお願いいたします。
5月11日
2013年
ベビィクリニック開院
といっているうちに5月8日がきてしまい、べビィクリニックは開院となりました。みなさまのおかげで開院できました。ありがとうございました。なにとぞよろしくお願いいたします。
3月3日
2013年
ベビィクリニックってなに、その2

ベビィクリニックには、今までにない試みを持たせようと考えています。ひとつは午前中の予防接種と検診。

いままで予防接種と検診はどうしても片手間で、週2日間程度午後からの時間を設けられている施設がほとんどでした。我々は日本外来小児科学会の年次集会のワークショップを行ってきましたが、その議論の中で、朝の時間に予防接種や検診を行って欲しいという保護者の要望があることを認識していました。しかし一般診察を休んで予防接種にあてると言う決断はなかなかできないできました。なぜなら患者さんにきていただけるのか、未知数だからです。今回我々はこれに挑戦します。午前中のすべての曜日で予防接種と検診を行い、一般診察は行いません。午後からの時間で一般診察を行います。

和歌山市には月山医院を始め沢山の小児科があります。そのコンセプトと違う−診察時間が異なる−クリニックを目指し、保護者の方により広い選択肢を提供することが我々の使命だと考えています。

と理念はいいのだけれど、しかしこのようなクリニック、そのコンセプトが受け入れられるのか、需要が本当にあるのか、は本当に未知数で、志し半ばで討ち死にということになるかもしれません、、、。

とかく胃が痛い、コンセプトです、、。

1月20日
2013年
ベビィクリニックってなに、その1

分院を設立するこにしましたが、その名称は月山ベビィクリニックです。ベビィクリニック、こういう名称(ベビーでもいいですが)の診療所というのは少なくてピンとこないかもしれませんので、私達がべビィに託する思いを数回にわたってお伝えしようと思います。

なになに小児科、こどもクリニック、キッズクリニック、でいいじゃない、どう違うの、産婦人科の中の一部門での小児科ではないんですか、というお話をよく言われます。

それでもべビィクリニックにこだわりました。

なぜか、
わかりやすく言いますと、トイザらス、ベビーザらスと言う関係でしょうか。小児科は出生後から15才まであつかいますが、その扱う病気は年少と年長でまるで違いますし、親御さんの意識もまるで違います。

べビィは本来は感染症のない、静かな環境で、内装もかわいらしく、お母さんとゆっくり話ながら、診てあげたい。年長児は感染症が主で隔離疾患も多く、救急ももできるかぎりみてあげたい、となると診察室は機能的で、雰囲気もテキパキ、が基本。内装の色調だって。べビィならパステル、子どもなら原色、相容れないなあ、というのが長年思ってきたことでした。近年は予防接種も多くなり、ますますべビィは小児科にはこられるけど、双方が肩身の狭い思いをされています。

産婦人科のなかの小児科とはいうと、だんだん年令があがってきて最初はべビィクリニックだったのが感染症が多くなって、産科の先生との方針が異なってしまうことが、しばしば(大阪で何件もダメになったのを見てきた)、なかなか長続きしません。

でべビィクリニック、これがあれば双方(産科と小児科、小児=キヂィと乳児=べビィ、が幸せになれるはず、(多分、、、。)

1月1日
2013年
年男

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

今年は蛇年、48才になります。
良く言われるのですが、お前はほんま蛇年やなあ、しつこい!
または、のろいとか、しぶといとか、良い方はあまり聞いたことがありませんが、しいてあげるなら、ねばり強い。

今年は分院も開設するのでにょろにょろではいけないのですが、そうそう馬のようにはなれません。開設までもちこめるのでしょうか。空飛ぶ蛇になれるかな。

11月7日
2012年
47歳

この欄どころかホームページ自体が更新できず申し訳ありません。

さて本日47歳の誕生日を迎えました。47歳ということは来年は年男です。12年前に和歌山に帰ってきて、干支が一回りしてしまいました。12年前は徹夜をしても食事さえできていれば元気であったのに、いまは徹夜が苦痛になり、想像だにしなかった老眼が出現し、歯も怪しく、尿管結石にも罹患しました。

48歳の時に自分がどういうふうになっていたい、という夢をこの場でも話してはきましたが、12年前は語るだけでよかったものが、今はそれに伴う負の部分や裏付けまでもを処理せねばならないことに四苦八苦しています。

次の12年で還暦を迎えることになるということは想像ができないのですが、完成度、洗練度をより高くすることかなと思っています。

9月1日
2012年
分院

トップページでもご紹介していますが、来年の5月開院に向けて産婦人科との合同施設を建築中です。宮小学校前に医療ビルを設立、橋本市にある医療法人久和会様が2階、3階、4階に産婦人科診療所を、私ども医療法人三日月会が1階に小児科診療所を開所いたします。橋本の久和会、奥村先生は私の大学の先輩で、10数年前に近畿大学付属病院未熟児室(現在NICU)にて一緒に働かせていただいておりました。

赤ちゃんを取り巻く環境は厳しくなってきているといわざるを得ません。産科医療施設の減少、出産後の育児ノイローゼとそれに伴う虐待、予防接種の増加など、これらのことに対応するには出産の前から関わり、妊娠から小児までの継続した医療が必要だという共通認識をもつことができ、設立にいたりました。

奥村先生の産科に対する執念、熱意はすさまじいことは大学時代からわかってはいたものの、この年齢まで持ち続けるということは、ただただ驚かさらます。3年ほど前から夜な夜な語り合い、このような夢を共有できることは本当にありがたく、またよりいっそう努力せねばと身の引き締まる思いです。

この施設が本当に皆さまのお役にたてるものなのかどうかは未知数ですがなにとぞ我々の挑戦をご支援いただければ幸いです。

7月20日
2012年
新しい風

病児保育がはじまって、私がとっても苦手な早起きがはじまりました。それも毎日。6時40分に毎日目覚ましがなるなんて、人生47年はじまって以来です。本当につらいというか、なれないというか。診察時間の合間にぼんやりすることもあって、特に夏場はしんどいです。それだけが理由ではないのですが、新しい小児科の先生に就任いただくことにしました。予防接種も週7日毎日を復活させることができます、土曜日の朝も二診で診察ができます。土曜日の予防接種はもっと沢山受付が可能になります、私の早起きも少しだけお助けいただけることにもなっています。

なにより患者様にも診療面で新しい風を吹き込んでいただけるのではないかと思います。

当院の新しい小児科医、畠中先生をどうぞよろしくお願いいたします。

5月4日
2012年
今後の方向

お気づきかもしれませんが、当院は4月から月山医院となりました。(診療所になったということです)
基本的に小児科外来および小児科入院につきましては変わることはほとんどありませんが、今後の計画などについてお話いたします。

医療法人として、月山医院はそのまま外来も入院もそのままです、病児保育を5月14日から院内にて開設いたします。

また長年の懸案事項であった産婦人科との連携が決まりました。25年4月開院をめざし、産科と小児科(新生児科)との合同施設を計画しております。この施設の小児科部門(分院)では、妊娠中のお母さんに対して生まれてくる子どもへのケアのしかたなどの指導、2歳未満の予防接種、検診などを主におこなっていここうと考えております。

いままでの本院とは少し違う方向性をもつ施設として役割分担していこうと考えております、いろんなご意見をいただければ幸いです。

4月19日
2012年
選択の科学 2

選択せねばならない実際の場面で感じていることがあります。

選択ということは、どちらかをとって、どちらかを捨てるということです。そこには大変苦しいことも沢山あります。年齢が上がるに連れてひとつの選択のもつ意義や重要性が上がってきました。自分だけの問題ならいいのですが、人を巻き込んでいくような選択を時にはせねばならなくなりました。

選択することはその場ではしかたのないことなのですが、その選択が正しかったのどうか、絶えず自問せねばならないということは、やはり辛いことです。

よりよき選択をできるよう精進しているつもりなのですが、まだまだ本を熟読せねばならないのでしょうか。

4月8日
2012年
選択の科学 1

長らく夢想をおやすみさせていただき申し訳ありません。
3月も引き続きインフルエンザが流行し、組織変更のため時間がとれず更新ができずにいました。

この間にNHK教育テレビ(今はEテレというのでしょうか)でコロンビア白熱教室、シーナアイエンガー、選択の科学という番組(5回連続)を見ました。日常生活でよくでくわす場面で、人はどういう選択をしていくのか、ということをわかりやすくも、しかし科学的に実証している教授の講義です。文藝春秋から本もでています。

なんだか難しい感じがするかもしれませんが、たとえば。

スーパーで3種類の品ぞろえのジャムを売るのと、21種類の品ぞろえのジャムを売るのでは、売り上げが多いのはどっち。

動物園の動物の寿命が短いのはなぜ。

人間は(いや動物でも)毎日のように、選択を繰り返します、朝何時にに起きるか、から始まって、何を食べるかだって選択です、選択をしない日はなく毎日100以上もの選択をしている人だってめずらしくはないでしょう。

選択がよりよいものにするにはどうしたらよいのか、直感と理性のどちらの選択を優先させるべきなのか、40後半にさしかかった私には、とても考えさせられる番組でした。

2月23日
2012年
病児保育開始

全然更新できておらず申し訳ありませんでした。この年始は個人的にいろいろあり、病院の方ではインフルエンザが流行し去年より1.5倍程度の患者数になるなどで、もうしっちゃかめっちゃかでした。

そのなかで、ついにというかやっと病児保育の開設を認めていただくことができました。5月に開所できる予定です。

病気のお子さんは本来保護者の方がお休みいただいて看病していただくことが一番ですが、急な病気の際にお休みをいただくことは容易なことではないと思います。いろいろな選択肢のなかで保護者の方の助けのひとつになり、和歌山市での子育てがより楽なものになっていただければと思っています。

夢想でいい続けて10年、夢というのは10年かかるということでしょうかね。(単に私が怠けているだけ、、、。)

ということは4月から小児科も新しい布陣を組まねばなりません。小児科外来や病棟、病児保育室で働いていただく方を募集しています。

1月8日
2012年
あけましておめでとうございます
大変ごあいさつが遅れましたが、あけましておめでとうございます。なかなか更新ができないままに年が明けてしまい申し訳ありません。本年もよろしくお願いいたします。
11月16日
2011年
インフルエンザワクチン

今年は11月に入っても温暖な日が多く、一時インフルエンザが出現したものの現時点では収束しており、これといった感染症もなく、外来は空いている状態が続いています。本来であれば予防接種には最適な時期でインフルエンザワクチンの接種数が最も多くなるのですが、今年は予防接種の時間でさえ空いている時間があります。なぜかというと今年はインフルエンザの供給が非常に不安定で、接種の予約がままならないからなのです。

ワクチン製造メーカーの1社が東日本大震災で被災し、製造過程で問題が生じたためで、供給が大幅に遅れています。最終供給は1月上旬とされていますがはたしてその頃にはインフルエンザの流行が始まっているのでは、と危惧しています。

今年の流行状況ですが、和歌山ではじめに学級閉鎖を引き起こしたものはA型香港であり、この型は数年間流行を認めていないため、少々注意が必要で、できるかぎり予防接種を受けていただきたいのですが、何と言ってもワクチンがありません。

このワクチン不足の傾向は特に小児科で顕著なので、当院だけでなく多くの保護者の方にご心配をおかけしていますが、ワクチン入手に全力をあげるつもりですのでご理解のほどよろしくお願いいたします。

9月5日
2011年
プール

お休みをいただきプールに子供たちをつれていきました。ナガシマスパーランドというめちゃくちゃ大きい海水プールで造波プールあり、流水プールあり、スライダーもいっぱいありました。

さてそこで思ったことなのですが、日本はすごいなー、ということです。多分数千人は入場していると思われるのですが、水着という水着同じものがない、若い女性(このかたばかり見ていたのではありません)はもちろんのこと、男性、子ども、浮輪にいたるまで、同じものはほとんどありませんでした。

これだけのバリエーションを作り出せる国は少ないだろなーと感心していましたが、逆にこれだけのバリエーションも必要なのかな、とも。

地震や台風の被害を考えると複雑な気分になっています。

8月14日
2011年
プールと関空

本年は休暇が非常にとりにくくなりました。私はよいものの子供たちには寂しい思いをさせているなあ、と反省しきりです。

午後が休診の日、海にでも連れていってやろうかと思い、水着まで用意して、いざ出発したものの雨が降ってきました。子供たちはふてくされるし室内プールということになりました。

室内プールといえば、田辺の東急ハーベストですが、遠いし、宿泊者以外は高いです。今回みつけたのは、日航ホテル関西空港。ホテルのプールといえば高そうですが、大人1500円はやっぱり高いですが、子供600円は安い、狭いプールですが、ジャグジー、シャワールーム、サウナ、ホテル同等のフカフカタオル、ホテル4時間駐車券までついてきました。ついでにいうと全くがらがら、つまりはしゃごうがなにしようが、プライベートプール感覚。(もちろんそうでない日もあるでしょうが)8月31日まで限定です。

プールをでてからは空港へ移動、一時閑散としていましたが、今空港の飲食店ちょっとおもしろくなってきています。屋台のようなお店が多くなり価格もリーズナブルに。ブルーシールという沖縄のアイスクリーム屋さんがあり、クレープを食べて子供は大満足。

空港橋も時間によっては400円になっています。
和歌山からでは少し交通費が痛いですが、ちょっとした旅行気分になれて、けっこう楽しめました。

7月9日
2011年
手足口病

手足口病が大流行しています。
毎年この時期になると流行するのですが、今年は少し傾向が違うようです。まず皮疹が大きい、水ぼうそうの時のような大きな水ぶくれがあり、それも手足ふだけでなくお腹にもでています。水ぼうそうのように、高熱が先行する場合もあり、診断に苦労しています。

水ぼうそう、と説明したのに経過をみていくと手足口病だったり、またその逆もあり、保護者の皆さまへの説明が二転三転してしまい申し訳ありませんが、ご容赦いただきたく存じます。

梅雨が2週間早く始まり、2週間も早く終わってしまいました。インフルエンザも4月まで流行していたこともあり例年とは少し違う感染状況になるのかもしれません。

6月12日
2011年
いただきもの

はい先生あげる、と言ってこども達から診察場でいただくものがあります。もちろん患者様からのお心つかいはご遠慮させていただいているのですが、それが以下のようなものだといただいたりしています。

手作りのペン立て、お手紙、お花、似顔絵
本当にありがとうございます。

かわったものでは、道や川に落ちてる石、葉っぱ、など大人からみれば何の変哲もないものなのですが、キラキラした目であげる、と言って差し出してくれるのです。多分来院時に道すがら、きれいな(珍しいと思った)石、きれいな葉っぱ(かわった葉っぱ)があって、あ、先生にあげよう、と思ってくれたのではないでしょうか。

本当になんの変哲もないものですが、でも、私の顔を思い出して、これきれいだから先生にあげよう、と思ってくれたことは、本当になにやらうれしいことです。小児科冥利につきます。(こう思うのは私だけでしょうか)、同じように、アメちゃんをくれる子もいるのですが、診察室だけにちょっと微妙ですが、でも本当はめちゃくちゃうれしいです。

いただきものと言えば、昔父親が生きた鶏を二匹もらったことがありました。外来でコケコッコー、と鳴くし、どうさばけばいいのかもわからず、鳥小屋を建て、卵を頂戴したことがあります。いまでは良き思いでです。

5月5日
2011年
地震2

地震対策が遅れています、また首相交代論がまた強くなっているようです。しかし足並みが揃わないというか。

政権交代を、という党があります。よくわかります、今の民主党も情けないもの。しかしはたして、交代したら誰が首相をして、だれが財務大臣をして、こういう復興支援策をします、という話はでてきません。つまりみんなが、本当はやりたくないのではないではと思ってしまいます。

前回も述べましたが、この状況をうまく切り抜ける、そして自分の政治生命をかける覚悟のある首相などいないのではないでしょうか。この状況だれがしても、誰かには恨みを買うことは必死です。復興支援を手厚くすれば、税金はあげねばなりません。それを怖がる政治家が多いのではないでしょうか。吠えるだけなら協力すべきとは思います。

もし小泉首相なら(よく出てきますが特段いれこんでるわけではありません)、独断でいろいろ決めていたでしょう。その後批判されることはあっても。それがいいのかはわかりませんが、吠えるだけの政治家よりは良いと思います。

4月17日
2011年
地震

大地震が起こりました、その日全く普通に午後の予防接種が終わって休憩に入ろうとすると、テレビが騒がしく、よくよく聞いてみると地震でした。阪神より小さいのではと思っていましたが、その後に起こった津波というものは、想像を絶するものでした。スピードというものはあまり感じないものの(そこが危険なんでしょう)圧倒的な力というか、山がゆっくり動くというか、何者にあっっても減衰しないというか、その秘めたる力のすさまじさに圧倒されました。

その後の惨状はご存知のとうり、ひとりの医者としては、東北に行って助けてやりたい、本当にそう思います。ただ病院を閉じるわけにもいきません。

政府の対応に批判があつまっています。いろんな意思決定ができていないと。確かに首相の口から聞く言葉で胸に届くようなものはありませんし、未来も語ってはくれません。しかし、はたしてそんな言葉を発してくれるような、気の利いた首相候補はいるのでしょうか。
世界観測史上4番目の地震、津波、そして原発事故(それも同時に4基)こんなものを、うまくこなせる首相なんているのでしょうか。

ここ数年日本の国民やメディアは無いものねだりです。彼ならなんとか難局を乗り切れるだろうと、送りだしてはみたものの、期待外れ、といってすぐにやめさせてしまう。現実の世の中にヒーローなんてそうはいません、いままで経験したことの無い難局では誰がやっても失敗はあたりまえ、失敗したからといって変えていては人材がなくなります。今必要なのはアイデア(知恵)、人材、単純に肉体(24時間働ける)を集結させることなのではないでしょうか、たとえ選挙をして自民党が政権をとっても、民主党はけっして協力しないでしょう。つまり今のままでは集結はできないのです。

首相を変えようとしている方々、あなたならうまくやれるのでしょうね、1000年に一度しかない災害を。

もっと謙虚であって欲しい、国民は謙虚に知恵と肉体を捧げ続けているのはだれかをじっと見つめていると思います。

3月10日
2011年
ちょうど1カ月前

1ヶ月前の雪だるま、写真がでてきたのでアップします。

3月3日
2011年
カウンター

ホームページのカウンターが10万を超えました。
10年前にホームページを作成しようとしたものの、全く知識もなく悪戦苦闘、アップしたもののカウンターがまるで上がらず、1万までの道のりが本当に長かったことを思い出します。

もちろん、カウンターの数字がどうということではなく、いかに患者様に有益な情報を発信できているのか、ということであろうと思います。皆さまに、より一層の情報を提供できるよう、努力していく所存ですので、これからもよろしくお願いいたします。

2月22日
2011年

夢想を更新しないままに、インフルエンザの流行も過ぎ去ろうとしています。今年は現時点では新型が流行しているものの規模としては前年度の三分の一くらいの流行にとどまっています。そんなおり、雪が降りました。和歌山でこれほどの雪、それも朝から夕方にかけでこれほどの積雪がでたということは、私の45年の歴史の中で記憶にありません。(そのうち20年は大阪に住んでいたのですが)

病院の屋上からは和歌山城を眺めることができるのですが、すっかり白くなっていました。これも昼に降雪したから撮れたのであって、夜なら撮れていなかったでしょう。

当院の新人受付2人は屋上ではしゃいでいましたが、彼女達は23歳であと何回かはこのような景色をみることもできるのでしょうが、私といえば、うーん、45年で一回ということは次はないかも、ということだと思いました。

ちょっと感慨深い風景でしたのでここでアップしておきます。

1月7日
2011年
壁面
年末年始に時間がとれたので、念願であった壁面制作をホームページにアップしました。もともとアップしたかったのですが、サーバの容量とアップロードの時間の関係でできていませんでした。今回サーバおよび回線を増強したため可能になりました。いかがでしょう。また感想などおきかせてください。
1月1日
2011年
あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。
1カ月もあると下に書いてしまいましたが、更新もできないままに過ぎ去ってしまいました。

去年は新型インフルエンザの騒動が一段落して始まりました。第二波が来るのではないかと、恐れていたものの、収束していったことを思い出します。

今年ですが、インフルエンザどころか、ほとんど風邪の流行もなく穏やかな年末年始となっています。嘔吐下痢も一部の地域では流行していたものの年末には落ち着いている印象です。ただインフルエンザについては3学期がはじまって2週間くらいたつと流行しだすのではないかと予想されていますので、ご注意ください。

さて、昨年度の夢想では、トラの様に吠える、との目標を立てたものの、やっぱり猫のようで、法人化という一つの節目や小児入院を積極的に受け入れるようにしたものの、患者の皆さまのお役に立てたか、どうかはははなはだ疑問で反省しきりの年でした。

今年はウサギ年です、ウサギといえば月(月山や三日月会)ということで、今年は当院にとっては、ぜひジャンプの年にしたいと思っております。なにとぞよろしくお願いいたします。

12月1日
2010年
壁面製作

更新が休みがちで申し訳ありません。
さて今日から師走です、今年はいろいろあって、本当に長い1年でしたから、なんとか12月までたどりつき、まだ1ヵ月もあるのか、というのが私の正直な気持ちなのですが、でも12月は特別かもしれません。

12月といえばクリスマスです。この年になるとクリスマスがくるのが楽しみでというほどではありませんが(仕事もあるし)でもやっぱりうきうきしますよね、当院でもクリスマスの飾り付けを開始しました。今回診察室の天井飾りは保育士の力作です。とてもかわいらしくできていると思います。

当院ではできるかぎり診察室や待ち合いに季節感をだし、患者様に和んでいただきたくて、できる限り毎月、壁面製作(幼稚園や保育所の教室を飾っている)やデコレーションを行っています。手作りですから手間も時間もかかるのですが、看護師も協力して作った壁面や天井飾りは私ですら毎日みていて見飽きません。(本当は私が一番和んでいるのかもしれません)

また来院された時にはみていただき感想など言っていただければ幸いです。

10月24日
2010年
ちょっと

ホームページの更新が滞り申し訳ありません。

前回言いました、越道先生の移動、インフルエンザワクチンの接種開始、そしてこのホームページを作っているコンピューターの入れ替え(11年使用したのでさすがに危なくなってきた)を行ったので更新できずにいました。

新しいコンピューターと言っても、なんと7年ものの中古です。
なぜかというとマニアックで悪いのですが、このホームページを作っているソフトが昔のOS(OS9)でしか動かず、このOSを動かすコンピューターはもう販売されていないのです。

ホームページ作成ソフトを最新OSに対応したものにすればいいのですが、これは結構大変でして、、、、。結局中古を手にいれることに。でもこのコンピューターも5年もつかどうかでしょうから、早めにホームページも全面改定しなければなりません。

新しいホームページいつになるか、わかりませんが、期待せずお待ちください。

10月1日
2010年
秋ですね

ついに10月1日を迎えてしまいました。
ついにというのは、いままで2年2カ月勤めていただきました、越道先生が大学院のお勉強のため大阪の病院へ転勤となる期日が10月1日なのです。

本当にこの2年間あまり助けていただきましたし、昨年度の新型インフルエンザ騒動を乗り切れたのは彼女のおかげです。

肉体的にも2年前より、確実に衰えていますし、それ以上にプレッシャーが強くて大変です。自分自身のすべきこと、なすべきことを自問自答して答えをだしていくことは骨が折れます。

といってもしかたなく、患者様によりよい医療を提供するため、なんとか鞭をうたなくては(この自分に鞭ということがねえ)いけません。しばらくの間ペースがつかめないかもしれませんが、よろしくお願いいたします。

9月9日
2010年
夏休み

夏休みを8月最後にいただきました。今回のテーマはプールです。

みさき公園のプールもいいのだけれど、少し遠出をして三重県長島スパーランドに行ってきました。

うわさには聞いていましたが、遊園地も併設され、プールもとにかく広い。海水プールなので少々ネチャネチャするのですが、流水プールあり、造波プールあり、スライダーは18本もある(そうです)。

ただスライダーは身長制限が多く、子どもには乗れないものも、多かったのですが、それでもキッズプールとして室内のでっかいプールがあり3歳からのスライダーも設置されており、子ども達は大はしゃぎ、迷子になりかけた回数は片手どころではありません。

さて三重県には、長嶋スパーランド、鈴鹿サーキット、そしてパルケエスパーニャと遊園地が多いですよね。

その中で長嶋、鈴鹿は完全にターゲットを変えつつあると感じます。つまり絶叫マシーン型から乳幼児型、体験型遊園地に変貌させています。それは完全に当たっているようで、当院に置いてあるカタツムリのぬいぐるみ(鈴鹿のキャラクター)をご存知の患者様の多いこと、多いこと。また長嶋にはアンパンマンミュージアムも併設されました。

関西の遊園地はエキスポランドも閉園になってしまい、少々元気がありません、和歌山マリーナシティにも頑張っては欲しいものの、三重の遊園地、是非いってみてください。遊園地の新しい形がみえるのではないでしょうか。なお和歌山からでも車で3時間程度で到達できます。

8月28日
2010年
消費税

消費税って嫌ですよね、買い物したら絶対ついてくる。国民の義務だからしかたありませんが、しかし本当は誰も払いたくないでしょうね。

だけれど、やっぱり広く沢山集めたお金で公共事業や社会保障はしてもらわねばならないとも思います。45歳までくると、つい年金のことも頭によぎるようになりましたし。

しかし、教育には真っ先にお金をかけて欲しいとも思います。私は校医をさせていただいているので学校にもちょくちょく顔をだしますが、もう少しお金をかけれないかな、と思います。これだけ社会は情報化社会になっているのに、なにか学校はとりのこされているような気がしてなりません。

子どもは将来私たちの年金を払ってくれます。子どもにお金をばらまいて、結局子どもの借金を増やすようなもんだという論説もみますが、彼らに先行投資をして彼らが払うことは問題ないと考えます。私たちはもっと先行投資をしなければならないのではないでしょうか。

そのために消費税をあげるというのなら仕方ないとも思うのです。しかしそのお金が死んでいた人の年金などに回っているかと思うととても悲しい。

ビジネスの世界で先行投資はその会社が成長していくうえでかかせないものでしょう。新入社員のない会社は必ずつぶれます。日本と言う国ははたして新入社員にお金をかけているのでしょうか。育てる気があるのでしょうか。今いる社員の取り分しか考えていない、そんな気がしてなりません。

8月14日
2010年
医療法人って2

前回、なぜ変えたの、という理由が継承である、というお話をしましたが、ではそれだけ?

夢想というタイトル欄ですし、今回組織変更もおこなったことですから気はづかしいですが夢の話をします。

私は和歌山に小児科医として帰ってくる10年以上前から、現在の小児医療に私はどういう貢献ができるだろうと思い続けてきました、救急の問題や予防接種など現体制でできうるものはできるかぎり実現してきたつもりです、しかし、病児保育がしたい、子どもの一時預かり施設を作りたい、子どもの訪問看護がしたい、産科との提携がしたい(子どもをみていくには妊娠中から親御さんに関わる必要がある)、カウンセリングルームを作りたい、などなど、思い描いている夢の大半は残ってしまっています。この夢が実現できない理由の一つとして、個人病院という壁がありました。

個人病院では一般的な外来診療や入院診療に制限はもちろんありませんが、それに付随する事業は制限されています、先ほどいった事業の大半は個人病院では開設ができず、法人では可能なのです。

もちろん、医療法人にしたからと言って、夢が実現できるわけではありません。いろんな障壁があって一生実現できない夢もあるでしょう。しかしながら、個人病院のままではスタートラインにすら立てないのです。

本当に遅々として情けないのですが、継続こそ力なり、あきらめず一歩づつコツコツと達成できれば、と思っています。次の10年でどこまでいけるでしょうか。今みている子ども達が結婚して出産してつれて来られる頃にはもう少し成長していたいと思います。

8月1日
2010年
医療法人って

気づいておられた方も多いかもしれませんが、当院は医療法人三日月会月山病院に組織変更となりました。組織としては変わりましたが病院としては何も変わってはいません。じゃあ何で変えたの?という疑問にお答えしておきます。

当方が移行した理由は、継承という問題があったからです。(我々が申請した法人は公的要素が高いものです)院長(私の父)の年齢は今年80歳、日本人の平均寿命を越えました。個人の病院というのは原則的には一代かぎりとされ、引き継ぐには大変面倒な手続きが生じます。いつまでも元気で働いて欲しいものの、万が一と言うとき、(私自身に万が一があっても)大変な混乱が生じます。この混乱を避けるために法人化いたしました。(和歌山市の病院で個人だったのは当院だけでした)患者様には全く関係はなく、診察上も変わりありません、

ちょっとだけホームページアドレスと病院のE-mailアドレスを覚えやすいように変えてみました。前回よりはカッコ良くなりましたでしょうか。

7月25日
2010年
参院選

消費税のお話をしようと思いましたが、参院選が終わったのでまずはその話を。

民主党が惨敗しました。どちらの党がいいのか、ではなく衆院と参院でねじれ、前回の自民党時代のねじれよりより、今回のねじれの方がより深刻なのですが、危機感が少ないようなのは困ったことだと思っています。

さて、その民主党の敗因ですが、消費税のことだと言われています。私もそのとうりだと思っていますが、しかし、それは消費税の導入を強く言わなかったからだと思っています。

消費税については、国民は うすうす、入れないと国家が持たないだろう、ということはわかってしまったのだと思います。民主党になっても埋蔵金がでてこなかったので。しかし、国民だって税金なんて安いにこしたことはありません。特に失礼ながらご高齢のかたは、天寿を全うできるまでは、導入されたくはないでしょう、若い人は10年以上後が心配だから、早く導入したほうがいいのでは、と思っている。

で首相の発言です。首相は一旦言った以上、それも税金などという重要なことを途中で修正してはいけません。将来のため、若者のために絶対必要である、と言い続けて欲しかった、それでもし今回敗けていても管さんの評価はあがっただろうと思います。歴史に名を残せたのにとも思います、結局逃げたと言う印象しか残らなかった。

覚悟を決めた首相というのを望みたいものです(菅さんは資質あると思ったのだけれど、それだけに失望も大きかったのが今回の選挙結果かもしれません)

7月13日
2010年
ユニクロ2

ユニクロについて書いた後、新聞で記事をみつけました。今の若者はブランドを身に付けた方がダサイのだと、いかにノンブランドのものを組み合わせて、着こなすのかだと。なんとも頼もしいことだと思います。つまり自分のブランドを作れるということですから。少々欧米並に若者が成熟してきたという証拠でしょう、だいたい欧米でブランドショップに20代がいるなんてことはほとんどなかったことです。

しかしこれが定着するとブランドショップは苦しい。経済的効果も少なくなってしまう。

日本という国はそろそろ構造転換すべきところに来ているのではないでしょうか、今のビジネスモデルはすべて人口増を期待して右肩あがりを前提として作られているように思います。医療界もしかり。

私より上のバブリーな世代よりも、贅沢を味わっていない今の若い世代が自分スタイルを確立していく、結構私は期待しています。

6月29日
2010年
ユニクロ

少し夢想を休んでしまいました、すいません。さて休んでいるうちに首相は替わってしまいました。今度の首相は安全運転を心がけているようで、一安心です。(支持率は落ちてきていますが)消費税問題はまた後日。

さてこの頃なかなか買い物にもいけず、服の9割がたはネットショッピングという状態になっています。さてそんな中でのユニクロです。ユニクロは昔は若者向け(私も昔は若者の部類ではあったが)で、デザインはまだしも体形が問題で、身長や胸囲に合わせて買っているのになぜか、苦しい(例えば二の腕が苦しいとか、太ももがパツパツであったり)という状態で買っても結局着れなかったのですが、この頃少し痩せたことと、ユニクロ自体が中年向けサイズをだしてきていることで、やっとこさ私が着れるものができてきました。

さて今回買ったものは、黒のスーツ(セットアップ)と綿のワイシャツしめて1万円ちょっと。いつも買ってる海外系のネットショップや郊外型洋服店(洋服の○○)の半額以下、百貨店の4割程度でしょうか。それでいて、生地や縫製はそれらと同等以上と感じられ、コストパフォーマンスは圧倒的でした。

ユニクロが画一的で、今の若者の面白なさを指摘する記事もよくあるのですが、このパフォーマンスを若者はよく理解しているのだと思います。今の若者はタグ(ブランド)に流されることなく、本当に自分に必要なパフォーマンスを自分で選択できる目を持っているのではないかと、思っています。

5月16日
2010年
GWはというと

GWの最終日はお休みをいただき家族サービスです。GWといえばもちろんアドベンチャーワールドです。(前回の神戸で結局動物園ということがわかったので、、、)

それでも子ども達は大はしゃぎ、車の中からテンションの高いこと、高いこと。変わったことといえば、白熊の赤ちゃんがお目見えしたこと、猿に餌やリができるテラスができたこと、でした。

しかしこのアドベンチャーの遊び方は、息子と娘で全く違ってきました。息子はひたすら動物に餌をあげるのが大好きで、それこそ、餌やリマシーンと化して、走り周り、イルカのナイトショーを楽しみにしています。娘はパンダをひたすら見て、そしてアイスクリームを食べてお買い物(今回はパンダのかぶり物、、、)をされ、大きな音が嫌いな彼女はイルカナイトショーは拒否。

私は娘担当でナイトショーは見れず、、、。悲しすぎる、、でも、今回はがまん。

定番のキリンやでチーズ焼きを食べ(おいしい、、、)大満足のお二人は次の日ホテルの室内プールで4時間30分も遊び、テニスをしてGW終了。

子どもって遊び場所は繰り返しの方がいいのではないかと思ってきました。親は新しいところに行きたいけれど、子どもは慣れたところで、繰り返し、繰り返し学習して、自分なりの遊びを確立していく、岡公園だって本当に彼らは大好きで、そして新たな遊びを見つけては、とてもよい笑顔をみせてくれるのです。

やっぱり子どもって不思議です。

5月6日
2010年
子ども手当てなど

子ども手当てが財源がないということで早くも見直し議論がでてきました。こども手当てが適当かどうか、は最初から議論されていました。

私の意見は以前にも書きましたが、日本では子どもや家族に対する国の給付額は欧米に対し非常に少ないということは確かであって、財源はなくても高齢者から子どもへ給付をシフトしていくという議論は必要なことだと思います。新聞などを見ていますとこのシフト、という論調は今回の見直しの議論にもなく大変残念なことだと思いました。ただ今の厚生労働大臣はこのことに言及されており、少しは安堵しましたが。

ただこの頃の政府は迷走しています。高速道路しかり、沖縄の基地問題しかり。

日本にアメリカの基地が必要なのか、わかりませんが、日本国の首相の発言としては大変失望しました。1年前には、最低でも県外、と言っておきながら、勉強するにつれ、それは難しい、とはどういうことでしょうか。それもギリギリまで期待を持たせておいてというのは、ひどいと思いました。

このところ首相経験者のパフォーマンスが過ぎるのではないかと思います。この影響は小泉首相からでしょうが、あの方は冷酷にも(変人的にも)それを押しとおしてしまいました。それなりの覚悟をされた発言であったのではないかと思います。それを見習ってパフォーマンスはしてみるものの覚悟がない首相が続いていると感じるのは私だけでしょうか。できないと思うような事柄には発言しないような慎重さか、もしくは冷徹な変人かを私は望みます。

4月25日
2010年
鯉のぼり
当科の天井に、とってもカラフルな鯉のぼりが泳いでいます。保育士の力作だと思っています。また見てやってくださいね。
4月18日
2010年
卒業と、そして新人

しばらくの間、お休みしていて申し訳ありませんでした。
さて、そうこうしているうちに卒業シーズンが終わり入学シーズンも終わろうとしています。

当科でも3人の卒業生がありました。岩井、杉山、細川さんです、実は当科ではたらきだしたのも3人そろってだったのですが、卒業も同時となってしまいました。皆さん非常によくがんばっていただいたのですが、それぞれのご事情があり、卒業となりました。

さてそれに伴い、新たな新人さんが入ってこられました。保育士さんの溝口さん、診察補助の岡本さんです。お二人の年齢差は2倍ほどもありますが、ともにとても熱心でチャーミングです。当院で毎月変わっていく壁画制作についても溝口が岩井さんから引き継いでくれていますが、熟練から初々しい作風に変わっています。また褒めてやっていただければありがたいです。

彼女達がどのような花を咲かせてくれるのか、楽しみにしています。

3月8日
2010年
メーリングリスト2

この先生の意見としては、2歳未満というのは非常に感染に弱い時期であり、どの子どもも共通である、集団生活は感染の機会を増大するので、2歳未満の保育を推進するということは、子どもの命を危険にさらしているのと同じであり、小児科医としては許せない、小児科医全体として2歳未満の保育に反対していこう、というものです。

賛成の小児科医、反対の小児科医、大変多くの投稿がありました。

さてこのお話、いかがお感じになられるでしょう。
多くの保護者の方は驚いたのではないでしょうか。

まず純医学的に言えば、たしかに1歳代のお子さんは感染症に罹りやすく、園をお休みすることが多いことは事実です。そして3-4歳になると自然と発症の機会が少なくなります。しかし小児の死亡率でみると1-4歳での死亡原因の第一位は不慮の事故であり、感染症(肺炎)は第5位となっています。つまり感染症にはなりやすいが、それが命を危険にさらしているのではないのではないか、チャイルドシートをさせない親の方がよほど責められるべきではないかと私は思っています。

さらにいうと、もし本当に2歳未満の保育(集団生活)をしない、というようになったとしたら社会的には大混乱をおこすでしょうし、とても受け入れられるものではありません。先の先生は子どもかわいさのための提言でしょうが、現社会との折り合いはつけていただかねばならないでしょう。

子どもを守るためには、まず事故をなくす(チャイルドシートは絶対)、集団生活の前にはできるかぎりのワクチンを接種する、病気になった際はできるだけ子どものそばにいるようにする、そしてそのような環境になるよう最大限努力する、これが私の意見なのですが、、、。

2月14日
2010年
メーリングリスト

メーリングリストというのはあるアドレスにメールを送付すると登録したかたすべてにメールが届くというシステムで、医者の間では公開討論会のような感じで使用されています。小児科医の間にも多くのメーリングリストが作成されています。

先日このうちのひとつで、ある意見があり、非常にたくさんの小児科医が討論しあっています。

その意見というのは、2歳未満の子どもの保育を推進することは小児科医としてすべきではない、というものです。

みなさんは、どう思われますか。
この意見の真意や私の意見についてはまた次回に。

2月4日
2010年
子ども手当て

子ども手当て、どう思われますか。

子ども手当ては民主党のマニフェストに入ってるもので、今年は子ども1人あたり月1万3千円、来年は2万6千円を支払うというものです。ばらまきではないかという方がおられます、保育所設立などにあてたほうが良いという方もおられます。

私も子どものためにドドッとお金を投入してくれるなら、個人的にお配りするより公共的に集中投資するほうがよいと思います。
しかしながら、限られた予算のなかで子ども関連だけを突出してつけ続けることは相当困難なのではないかとも思っています。つまり、別枠にしておかないといつのまにか減額され、なくなっているということが多々起こるのではないかと思うのです。それはテレビ討論の内容ををみていても政治家や評論家のかたがたの子どもへの関心や熱意が低いというか、高い人が少ないというか、を感じるからです。

前にも書きました通り、日本は諸外国に比べて、子どもへの支出が極端に少ないのであって、今回のことにしても決して厚遇ではなく、諸外国に近づけるだけのことであって、あたりまえのことなのです、別段理由も必要はないのです。それを経済効果は乏しいとか、少子化対策にはならないだとか、他の予算を削ってまですることではないであるとか、議論があまりにも幼稚すぎるのではないかと思います。

民主党の掲げるコンクリートから人へのキャッチコピーもなにか怪しくなってきていますし、このような状況では子ども手当てという金看板でお配りいただく方がまだ確実なのではないでしょうか。理念や考え方が成熟するまでは、これで我慢しないと結局は子どもへの支出は増えないように思います。

1月23日
2010年
やっぱり

前回、大変落ち着いてると書きましたが、やはり今週最初頃から患者様が増加しています。インフルエンザが依然多く、またRSウイルスによる細気管支炎、ウイルス性胃腸炎が急増しており、感染症がいり混じった冬期特有の状態となっています。

インフルエンザならほとんどのかたは検査をし、それで結果がでれば処置はすくないのですが、細気管支炎や胃腸炎はどうしても点滴や吸入などの処置がおおくなってしまいます。入院になる方も多く発生し、処置が多くなると、どうしても診察時間がとられるわけで、またもや、待ち時間がづれてしまったり、申し訳ありません。

いろいろな感染症が流行しているため、手洗いは十分にするよう気をつけるようにしましょう。

1月8日
2010年
あけましておめでとうございます

といいながらまずは前年度の失態から。
11月26日づけの更新を文章途中でいれてしまいました、他の部分の更新のため、夢想が途中であることを忘れ、更新したことが原因で、あまりに中途半端なので今回削除させていただきました。
もうひととつは10月以降更新しなかったことです。
申し訳ありません。

2010年がはじまりました。昨年末は新型インフルエンザやRSウイルスが流行し大変忙しい状態であったのに新年にはいると感染症は落ち着き、ゆったりとした時間が流れています(当院だけかもしれません)ただし、今週までのような気はします

2010年はどんな年になるのでしょうか、私事で恐縮ですが、月山病院小児科はこの8月でちょうど10年になります。開設当初受診していただけれるかたが一日0人という時期が結構長くあり、自分の未熟さを痛感したわけですが、なんとか現在まで継続できたことは皆さまがたの激励のおかげだと今さらながら感謝しております。

ところが皆さまに支えられてきたにもかかわらず10年前に私が書きました、小児科診察理念(皆さまとのお約束といったところでしょうか)はなかなか達成できていません。達成率は50%を切っているというところでしょうか、申し訳ありません。10年の節目に今後より自分に厳しく鞭をいれ理想を追い求めたい、と考えております。

2年前の夢想では昨年は牛の様に着実に前進し、今年は虎のように吠える、と書きましたが、ミミズや猫ではないのか、といわれないようにしなければなりません。

10月25日
2009年
新型インフルエンザ

新型インフルエンザが流行してきました。当院の外来も普段は閑散としているのに、大変混雑して申し訳ありません。当方も一生懸命診察はおこなっているつもりなのですが、4時間待ちなどというとんでもない状態であったり診察が22時を越えるという日もありご迷惑をおかけしています。

多分私を含めたスタッフの言動にもギスギスしたものがあり、余計に患者様にはイライラが募ることと存じます。

こういう時、いつも診察しながら思うことは、どういう態度で診察をおこなうのがいいのだろう、ということです。

皆さん待ちくたびれているのだから、申し訳ない神妙な態度で、それもスピーディに診察するのがいいのか、せっかく待っていただいたのだから、朗らかに、にこやかに、笑いもいれながら診察するのがいいのか、笑いなんかいれたら、待ちくたびれている親御さんに怒られるのではないか、などなど。

小児科という科は本当に、忙しい時と暇な時があり、そのギャップに迷うことが多く、申し訳なく思っております。スタッフ一同こどものため、より良い方向を、と考えてのことですのでご容赦いただければ幸いです。

9月28日
2009年
夏休み4

そして夏休み最終は総選挙でした。
いろんな意見があるものの結果はご存知のとうり。

どちらの政策がいいというのではなく、このままじゃいけない、という意識が皆さん強かったのではないでしょうか。政治家が変わっても(多少問題のある人でも)官僚さえしっかりしていれば、変なことにはならなかった、だから、だれでもいいや、という雰囲気があった。でも情報公開もすすみ、官僚や東大出たって全員が努力家でも善人でもないということが判明し、政治家を変えることによって監視しなくてはいけないという意識がでてきたのではないでしょうか。

その監視しなくては、という民意を読み違えた党は大敗してしまった。また今日堺市の市長選では相乗りの候補が破れています。民主党がいいのではなく、襟を正しているのは、筋をとうしているのはどちらか、と言う判断だと思うのです。

今は情報公開が進んでいます。劇場型という人もいるけれど、民意とは情報を集めた上での判断なのではないかと思います。

9月14日
2009年
夏休み3

お休みといえば、そうアドベンチャーワールド、1年も行っていない、とせっつかれ行ってきました。なんと今回は嫁の都合がつかず、はじめての泊まりがけの3人旅にでかけました。まあ、どうなることかと思いきや、さすがアドベンチャー、子供たちは舞い上がり、寝るのもなんなくクリアしてしまいました。

今回はあんまり目新しいものがなかったのですが、サイに餌やりができるようになっていました。そして今回は遊園地として結構遊んできました。最後はお決まりのナイト最終のマリンライブをみてホテルへ。

白浜での宿泊はというと、白浜は高いので、田辺よりの東急ハーベストというところにいつも泊まっています。旅行会社で調べると安いプランを探すことができると思います。ここの眺めは本当にすばらしく、白浜の高級ホテルよりも私は良いと思っています。もちろん温泉もあるわけですが、泉質も白浜とは異なり、どちらがよいかは好みしだいだと思います。

今回のもう一つのメインはここのプール、屋外プールもあるのですが小雨にて断念、しかしここには室内プールがあって一年中泳ぐことが可能なのです。まあ本当はジムに併設されている、スイミングのためのプールなのですが、結構なにもいわれず、浮輪、ビーチボール、迷惑さえかけなければ許してもらえます。3時間も彼らは漬かっておりました、私はグッタリ。

子どもってプールすきですよねえ。

9月11日
2009年
夏休み2

お休みをいただいて今回の夏の旅行は横浜でした。メインは横浜開港150周年博と海のエジプト展です。

まずは開港150周年博ですが、横浜のやることだから、相当力のはいった、と思いきや、けっこうしょぼい。他の博覧会からの使い回しが多く、新規のものすら少ないという状況です。多分この不況をまともに受けたのでしょう、また人通りも以前よりすくなく、活気も見られない、と感じました。建物が大きく立派で道幅も広いだけに、余計に寂しくみえてしまい、都会は浮き沈みが激しいのでしょう。

もう一つの海のエジプト展、これはとても立派なものでした。展示物のすばらしさはもちろんのことですが、その展示法の巧みさは実によく錬られていて、石像などをできる限り隔たりなく真近で見せようとする努力(当然リスクもある)、小学生にも興味をもたせ、理解させようとする努力(それでいて学術的でもある)、体験型展示を試みようとする努力、そのすべてが、いままでの高尚すぎる大人のための展示ではない試みと心意気を感じさせてくれました。
さすが横浜。

9月6日
2009年
夏休み1

夏休みが終了しました。今年の夏休みは、新型インフルエンザの発生や選挙があったり盛りだくさんで、個人的にもいろいろあってどたバタと終了してしまいました。それでなくとも私は夏が弱いのに今年は少し疲れてしまいました。さてそんな夏をふりかって、いくつかお話をしたいと思います。

前回のお話を書いたちょうどその後、「NHKから取材の件でお電話です」と事務が言うではないですか。私は別にやましいことはないはずなんですが、やはり報道と聞くと、(知らずのうちになにかやらかしたんではないか)とうろたえながら電話にでました。すると選挙の争点で乳幼児医療費を取り上げたいので取材の場として提供してくれないか、という申し入れでした。つまり私を背景として使いたい、ということだったのです。まあ断る理由もその時は思い浮かばず、承諾し電話を切りました。

しかし、よく考えると、選挙の争点でつかう、NHK全国放送、それも夜九時ということを考えると、私一人の問題ではないとも思い関係機関の先生と相談させていただき承諾をうけ、やっとひと安心。

8/7取材当日、病院を掃除して他の患者さんの迷惑にならないように気をつかい、8月13日放送、小児科医の立場としても納得できる番組内容にほっとしたのでした。私自身も横顔のみしか画面にでずこれも安堵。

ここでも何度も書きましたが、我が国の家庭に対する国の支出というのは、やはり少なすぎます。こういう選挙絡みの時にしか話題にはならないのが寂しいのですが、少しでも考える機会のお手伝いができたのであれば、よかったのかな、と思います。

お礼は 虎屋の羊羹、さすが東京NHKでしたが疲れました。

7月29日
2009年
選挙

選挙なるものがとうとう始まります。散々いろいろあって、なにか待たされ疲れのようなものも感じますが、まあやっと解散となりました。しかし、どちらの政党の政策もひどいなあ、と感じるのは私だけでしょうか、本当にばらまき倒しています、お金で票を買うと公職選挙法違反ですが、政策でお金をばらまいても違反ではないのです、定額給付金、もうすでに懐かしい響きですが、あれなぞは相当あやしいものです。

小児科医からいわせてもらえば、ばらまくのだけはやめて欲しいです。ばらまいたお金のほとんどは借金なのに、ばらまいたお金は、ほとんど皆有意義につかったりしていません。将来のための投資をした人はどれだけいるのでしょうか。

小泉元首相の政策はけちょんけちょんに言われていますが、しかし本当にそうなんでしょうか。将来のために必要なのは、ばらまきではないように思います。将来のために我慢しなさい、という理念(これはただしかったのだが、方法が間違っている)の言える総理大臣こそを私は望みます。

7月19日
2009年

蒸し暑い日が続きます。私は夏が苦手です、というより夏に”仕事をするのが”苦手です。夏はどうしても寝苦しく、病院は一日中冷房のいれっぱなし、その温度差に体調が崩れがちとなり、暑いなかでの診察は集中力が保つのに苦労します。

暑いなか、汗をダラダラかきながら、プールにつかっていることなどは、とても気分もいいものなのですが、いざ仕事となると、頭を働かせねばなりません。私は暑い中頭をつかうとどっと疲れがでてしまうのです。

また怠け癖がでてきます。青い空を出勤途中に眺めていますと、無性に旅行にでたくなります。昔はよく、青い空をみたがため授業をさぼって海にいってました。

青い空がまぶしい日には休診、ということはならないようにはしたいと思っています。

7月18日
2009年
仙台あれこれ

こどもの心の研修場所は仙台でした。
仙台は前回5年ほどまえに学会で訪れて2回目でしたが、町が大きく変わっていました。空港自体も空港へのアクセスも良好となっており、駅前のビルも新しくなっていました。

仙台は私が好きな町ですがそれはとても食事がおいしいからです。ソバやお菓子、魚介類ももちろんおいしいのですが、仙台といえばなんといっても牛タンでしょう。

この牛タン、関西で食べるものとは全く違います。関西で牛タンといえば薄切りで、ある意味薄いほうがよい、という方もおられます。ところが仙台牛タンはなんと、1センチはあろうかという厚切にして炭火であぶられて出てきます。かみごたえも結構あって、いっしょにいった関西の先生はお好きではないとおっしゃっていました。

関西人なのに私はこの厚切牛タンが大好きです。テールスープと麦めしがセットになってでてくるのですが、毎日でも(贅沢すぎますが)食べてもいいと思います。

そういえば焼き肉でもこのごろは、サシのはいった高かそうな肉でなく、かみごたえのある赤身のお肉が好きになってきました。年なのかもしれません。

6月24日
2009年
こどものこころ 2

近年、落ち着きのない子や一緒に遊べない子などの相談が多くなってきました。私たちが子どもの頃もおられたような気がしますが、多くなっているのではと感じています。

この子達たちに対してどう対応していくべきかを勉強するのが今回の研修会です。その研修内容については非常にたくさんのことがあって書ききれないのですが、最も時間を割かれていたのは、これらの発達障害をもつお子さんにとって、いかに環境を整えるのが大切か、ということでした。その環境を整えるために診断をするのであって、診断しておしまいではないこと、環境(親であったり、学校であったり)を整えるということが実に難しいことであるかを教えられました。

昔はもっと大人もコミュニケーション能力も高く、また時間があって対応できていたのに、今はその環境がないので、より発達障害のお子さんが目立つ結果になっているのでは、と感じました。

6月11日
2009年
こどものこころ 1

前回、新型インフルエンザについてお書きしますとお約束していましたが、対応が目まぐるしく変わっていくので、無責任なこともいえず、ここでのお話しは控えさせていただきます。

さて今回私土曜日を休診にさせていただき研修にいってきました。土曜日を休診にするのは多分数年ぶりだと思うのですが、どうしてもでたい研修”こどものこころ”というものがあり、毎年おこなわれているものの、毎年土曜日13時から19時までと日曜日9時から16時まで休憩時間もそこそこに講義(出席もとられる)があるため、(全国で1カ所だけ)皆さまに迷惑がかかると思いいままでは行けませんでした。しかし、こころの相談も多くなってきたため今回、越道先生や守脇先生、他院の先生に無理をお願いし、また患者さまにもご迷惑をかけつつ、いってまいりました。

5月16日
2009年
ゴールデンウイーク雑感 2

2日目は北野、旧居留地の散策といきたいところですが、もう子ども達はだめ、動物園の大合唱、中華料理を食べた後、王子動物園へパンダをみに。(結局アドベンチャーではなくとも動物園ということです)帰りは渋滞もなく、ゴールデンウイークは終了しました。

さて、高速千円、すばらしい、とは思います。多分独身だったら、それこそ九州や東北まで旅行してたでしょう。だけど、ちょっとおかしい。

去年、ある政党はガソリンの料金を下げたり、高速無料化は、環境に優しくない、と言ってましたよね。メディアだって環境に配慮するよい機会だと言ってました。ところがです、千円は、その政党の政策です。メディアだって批判は全くしません。

経済状態がひどいから、はわかります、けれど一方でエコカー割引であったり、エコポイントであったり。結局エコはどうだってよくて商品が売れて欲しい、企業の業績を上げたい、という意図が見え見えです。ついでにいうと補正予算は15兆円ですが借金をしてまでお金を使うなら次世代手当てに使って欲しい。企業はそのおこぼれを受け取る、という態度であって欲しい。国がカードの使いすぎで多重債務者になっているように見えます。

このごろの政治のありかたはエゴや一時しのぎが多すぎます。1年前に言っていたことを忘れてしまう、そんな無責任な政治やメディアにはうんざりです。

老後は海外の方がいいのかもしれません。

といってたら、新型インフルエンザ、またお話を。
ちなみに我が家族は神戸にでかけてから10日以上になるのでご心配なく。

5月12日
2009年
ゴールデンウイーク雑感 1

本当に長い間夢想をお休みしてしまいました。今年はインフルエンザが3月に非常に多かった上、個人的に年度末、年度始めの仕事が非常に多く入ってしまい、とても心に余裕のない状態でした、申し訳ありません。

さてGWが終わりました。今年はどこへいったかというと、そうもちろんアドベンチャーワールドと言いたいところなのですが、なんと言っても高速道1000円では大渋滞であろう、と思って辞め、逆に都会ということで神戸にしました。

神戸にいくにも、しかしなんと阪和自動車道で泉佐野まで渋滞、あんなところで渋滞しているのをはじめて経験しました。1000円おそるべしです。

1泊2日だったのですが、一日目はまあ定番の北野界隈を散策、晩ご飯は洋食屋さんでハンバーグでも、と思ってはいたのですが、まあさすがに混んでいてだめ。そこで選らんだのはベトナム料理、私の家族はベトナム料理が大好きなのですが、なかなか和歌山では食べれず、時々通ってるお店に落ち着きました。

ベトナム料理って香菜がきつくって、と言われそうですが、はいってないものも多く、我が息子9歳や我が娘4歳も大好物なのです。(好き嫌いはあると思いますが決して4歳では食べれないわけではなく、そこはインド料理と違うところです)ついでにいうと、お安い。このごろ9歳が大人より食べる、ちょっと洒落たとこへ行くと高い、高い。大人も子どもも外食気分で沢山食べても、まあ和歌山で外食するのと変わらない、そんなベトナム料理、一度いかがでしょうか。(ただし、結構神戸や大阪でもエセベトナム料理のお店も多く、なんじゃこりゃ、ということになりませんように)

2月13日
2009年
感じないこども、こころを扱えない大人

先輩のホームページから知った、袰岩奈々(ほろいわ なな)さんという心理カウンセラーの本。

実はもうすこし簡単かな、と思って通信販売で手にいれたのですが、少し難しい。というか、文面が堅苦しいため、私には読み続けるには努力が必要でした。

しかしながら、そこに出てくるカウンセリングを元にしたお話には沢山のエッセンスが含まれており、カウンセリングが専門ではない私でも理解できることが多くありました。

そのなかでも、自分なりに解釈したことをお話すると、子ども達に叱るときや感想やお話を自分(親)の経験をいれてお話することが大切ということです。これをしてはいけません、というより、同じことをしたらこうなった、というように。

こどもよりまず親が心を開き、率先して子どもと会話し、こどもに話をさせるのではなく、まず自分の話をすることによってこども話しやすい環境を作ったうえで意見を引きだす、なかなか忙しい大人にとって難しいことですが大切なことだと思いました。おはようの挨拶だって子どもから言わすのではなく大人から言わねばならないのでしょうが実践できていない自分に反省しきりです。

1月11日
2009年
ロシアの話

新春はじめの話題がロシアとは、どういうことかと言われそうですが新聞に載っていたので紹介します。

ロシアでは少子化が問題になったため少子化対策として、2人目のお子さんが3歳になったとき、平均年収を上回る額の一時金を一括して支払われる制度(使える用途は家の購入費や教育費に限られる)ができたそうです。年収を上回るということは日本では300万円から400万円程度ということになります。

これは、どうお感じになられますか。大変手厚いようにも思いますし、精神的にも支えになるように思えます。

私が子育てして思うのは、やっぱりお金がかかるなあ、ということです。お金がかかるのは、しかたのないこととしても、独身の人やお年よりに比べると、苦しい、というか悲しくなるというか、そんな気分であり、余裕がなくなります。

また正月にテレビを見てますと、ある大家族出身のタレントがいかに自分の家が貧乏であったか(べつに精神的ではないですが)をしゃべっていました。もちろん大家族は大変なのですが日本ではテレビを始めとするメディアが大家族イコール貧乏というようなイメージを植え付けているようにも思えます。

つまり子どもが沢山いると、損というよな風潮があるように思えてなりません。もちろん子育ては親も癒される時もありますし精神的にも支えになってくれます。しかし経済的に損などという風潮はなんとかしなければなりません。昔子どもは社会の宝、といいました。それは、やはり将来の労働力であり国を支える力であるからです。その宝を育てている家庭なぜ損をしなくてはならないのか。(いや損をするように思われなければならないのか)笑われなけばならないのか。独身の方が羨むような、精神的にも余裕がでるような、たとえば5人以上の子育てをしている家族などには年収程度の補助があってもいいようにも思います。子どもが多いほど精神的だけでなく、生活も安定させてあげて欲しいと思います。

それほどの大胆な政策がロシアの政策であろうし、日本の政治家にはできないのでしょうね。

1月5日
2009年
あけましておめでとうございます。

だいぶ夢想をお休みしてしまいました。

11月中旬からインフルエンザが流行し始め、吐き下しが同時に流行、12月にはいると講義、検診、応急センター当直、病院の事務処理等ほとんど毎日なにがしらのイベントが入っているという状況で、余裕がなく、お休みとなっていました、すいません。文章くらいかけるだろ、ブログを書いてる芸能人を見習え、そのとうりなのですが、私、語学がまるでできません。英語はもちろんのこと、日本語が怪しい。よって文章を書くのには多大な時間を要します。(それでも間違いが多く夢想も一旦アップした後に読み直し、書き直す始末)

お正月にいくつかのネタを仕入れましたのでまた、気長にお待ちいただければ幸いです。

今年もよろしくお願いいたします。


   
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